巡り巡って最終的に原点回帰したツーショットダイヤル
当サイトでご紹介しているツーショットダイヤルは、1985年に男女の社交場として爆発的人気を誇っていたテレフォンクラブ(通称テレクラ)と呼ばれている店舗型サービスの中の1つであった自宅からでも利用する事が出来るツーショットダイヤルがベースとなっています。
ツーショットダイヤルの語源は、男女が2人きりでデートをする事を「ツーショット」、電話をする事を「ダイヤル」この2つを合わせてツーショットダイヤルと命名されました。
テレクラ世代の方からは「今更テレクラかよ!?」と声が聞こえてきそうですが、全ての流行は巡り巡って原点回帰するものです。ツーショットダイヤルはここ数年の間で数十年の時を経て盛り上がりをみせているコンテンツです。
当時はまだ個人が使用出来るインターネット設備や携帯電話等もなく、現在のような手軽な出会い系のような場は存在せず、男女の出会いの場といえば仕事場での飲み会や合コンのようなものしかありませんでした。
店舗型テレクラへ行けば電話1本で手軽に見ず知らずの女性と繋がる事ができる魅力あるサービスを当時の男女が見逃す訳はありません。実際にテレクラは出会い系初期のような盛り上がりをみせ店舗数を拡大していきました。
しかし、そんな中でも同じサービスであるツーショットダイヤルは意外と盛り上がりに欠け消極的でした。
原因は明確で、当時電話をする為には自宅の固定電話か公衆電話からしか利用出来ない点です。ダイヤルQ2の特性上自宅から利用すると利用明細書に別途利用金額の記載がされており世の既婚男性は利用する事が出来ませんでした。
そんな中でツーショットダイヤルにも日の目が訪れるかもしれないと思わせる事態が起こります。2000年になり、今まで決して小型とは言えない携帯電話の小型化に成功したPHSや携帯電話が日本国内で発表されるようになり庶民でもお手軽に持てる事から爆発的にシェアを伸ばしていきました。
しかも、携帯電話には白黒ではあるもののインターネット機能まで付いているという革命的製品でした。
しかし、携帯電話の普及によりツーショットダイヤルが盛り上がりを見せるはずでしたが、移動型携帯端末でインターネットが利用出来るようになり、注目されるのはインターネットを活用した無料の出会いサイトや有料出会い系が乱立台頭でした。
そうして、ガラケー黄金時代ではツーショットダイヤルの復活劇とはなりえませんでした。
その後、ガラケー産業落ち着いた頃に米国でiPhoneが誕生し日本国内でも販売が確定され、ミーハー体質の日本人はこぞってiPhoneへ移行し一気にガラケー時代は衰退し終焉を向かえました。
iPhoneユーザーが増えた事で様々なアプリがリリースされ、今までガラパゴス化されていた日本の携帯電話の不自由さに気付く結果となりました。
現在では、携帯電話の唯一の連絡手段であったメールがほぼ使用されなくなり代わりに無料通話やメッセージのやり取りが出来るアプリであるLINE、カカオ、Skype等が若い世代を中心に利用されるようになりました。
そして、ガラケー時代に盛り上がりを見せていた出会い系は衰退、今現在ではツーショットダイヤルのようなダイレクトにやり取りが出来るツールやコミュニティが盛り上がりを見せるようになってきています。
こうした携帯電話端末の進化から古き良き時代の遺物であったツーショットダイヤルは、インターフェイスを一新させ2016年では盛り上がりを見せるようになってきているのです。
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